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Papergate」のテーマは公演初日を控えた深夜に書いたように、「東京近郊の夜の風景」だった。ただ、実際はそれだけでは無く、「都心に通勤するひとり暮らしの女性が見る、東京近郊の夜の風景」というのが、当初からこの作品の軸にしようと考えていた設定だった。

Introductionにある、22歳から26歳にかけて徐々に移り変わる姿が、東京近郊から見る都心の姿と重なり、いまいる場所と都心との距離感をひとつの形(Papergate)として表す、きっかけを与える。遠くに見える夜の都心の光と、この東京近郊という場所に新たに建てられた建物に溢れるカーテン越しの光が、互いが反転するような位置に並ぶ瞬間を、作品を通じて描ければと考えていた。

だが想定していた会場は利用できなくなり、結果的に構成は変更することになった

「並列」から「分岐点」へ。

「都心を臨み、その姿を背景として反転させる」姿と、「都心に通勤するひとり暮らしの女性」の「見ること(vision)」を重ね合わせることを想像した試みは、設定としてある「都心に通勤するひとり暮らしの女性」と「東京近郊の夜の風景」、そのそれぞれに存在する「時間経過」を重ね合わせる試みへと、移り変わることになった。

2007年10月13日(土)

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