2/24 作品名について

"papergate"という言葉は、「何か思い立って越えていくようなものではなく、ありふれていて、それこそ誰であっても越えていくものとしてのゲート」というのを、テーマにしたいと考えて作った造語。

「ペーパー」という言葉を選んだのは、そこに「形だけある」「ありふれた」「あふれている」という語感があるなと思ったからで、それによって「何か特別なものを越えていく機会」として受け取られるゲートの語感を、外そうと思った。

なぜ、ゲートという言葉には「稀な」「特殊な」機会、といったイメージがあるのだろうと考えたとき、それはゲート自体ではなく、「ゲートの向こう側」に見える世界に、そういったイメージが感じられるからだと思う。
そしてゲート自体は、「特別な場所にしかないもの」ではなく、本来、どこにでも作ることができるものだと思う。論理回路でのゲートが、「AND」「OR」「NOT」の組み合わせだけで、ごくシンプルにできているように。


どこであろうとその姿を構えている"papergate"としてゲートの存在を見ることができれば、向こう側の「特殊なもの」も、限られた場所に縛られる必要がなくなる。

舞台も、場所の限定性が故に「特殊」なんだ、ということではなくて、ゲートを挟んだ位置関係を意識することができれば、どこでも立ち上がる可能性があると考えていきたい。

どこでなければいけない、ということではない。


だからこそ、皆で共有する集約された一点(地区/場所)というのは架空のもので、実際にはゲートの連なりとして、生活環境や他者があるように思う。

2008年02月24日(日)

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