8/15 夏らしい夏
8/30,31の岐阜公演まで、あと2週間。この公演に向けての準備は、3月の旧桜木町駅舎での「PAPERGATE」の公演が終了した翌週には岐阜に訪れ、実際に山に入るという形ですぐに始まった。そしてそれからひたすら、森に関わる様々なことについて、本を読んだりネットで調べたり、実際に様々な形で森に関わっている人々と出会い話を伺う、ということを重ねてきた。
そしてこの企画のコンセプトである「Migrate(マイグレイト)」の名の通り、森を知ること・体験することから、舞台の構想を練ること・稽古をすることに至る距離を、繰り返し「移動」していくことが、今回のプロジェクトには必要だった。これが簡単ではなくて、舞台を上演する場の「環境」に深く関わることと、実際に自分たちが行う舞台作品の創作との間に、どういう関係があるのかハッキリしない状況のなかで、その「関係性」を見つけ出すことができないままでいると、なんで離れた2つの間を「移動」しているのかよくわからなくなってしまう。
どうすれば、と繰り返し立ち往生するなかで、何度も「とりあえず中継点に設定した森に立ち返る」ことでようやく、移動してきたな、という感じ。今回はまさに、舞台作品を作るための時間以上に、舞台の背景になる「森」について知り、体験することに時間をかけたと言って良いと思う。
これだけ、舞台にとって「環境」になるものに時間をかけたのは、AAPAの活動を始めるちょうと1年前に、地域で文化活動をする魅力を見つけようと、サザンビーチちがさき(神奈川県茅ヶ崎市)で学生仲間と海の家を作ろうとしたとき以来だ。ある意味なつかしい、夏らしい夏かも。
