作品紹介:
『はなす』という言葉にある3つの意味「話す」「離す」「放す」をテーマにしたダンス作品。
2023年に東京から千葉の外房に引越し、妊娠・出産でダンスの創作から離れていた永井美里が、自身のからだや環境、周囲の変化から受けた身体感覚を、言葉と動きで伝えるボディワークに繋がるソロダンスを創作。その実演を撮影した動画をもとに「ダンサーへの振付提供」と「オリジナル楽曲の制作」を行った。
公演では、制作楽曲の生演奏のもと3人のダンサーが順に、ボディワークの声がけとして「話」される言葉と踊り、渡された振付を他者である自身の身体でトレースすることで「離」し、最後に振付家自身が振付を外す/止める動きを交えるこで自ら踊りを「放」す、一繋ぎの3つのソロダンスとして上演された。
公演後、振付完成時に撮影した映像にオリジナル楽曲の実演音源をあわせた編集映像を作成し、公演来場者及び動画のみの購入者に向けて、公演とは別個の振付単体の映像作品として配信した。
写真:鈴木ヨシアキ